エブリイワゴンDA64W 納車一ヶ月レビュー

自動車・バイク

 

これまでのあらすじ

結婚だ子供だファミリーカーだ。エブリイワゴンだ。

納車から一ヶ月以上経って日常使いから長距離帰省まで色々やってみたので追加レビューだ。

日常使いは最高だ

 近距離のお買い物や保育園の送迎は軽自動車の小回りを最大限活かして大変便利。
 積載性も遺憾なく発揮してベビーカーを積んでのお出かけや、ホームセンターで大きい買い物をするときも全く問題なし。地方都市暮らしには最高だ。
 荷台がゴミ屋敷にならないように注意するくらい。

 チャイルドシート使用も車内の広さは大変ありがたい。
 回転するタイプのチャイルドシートを使用しているのだが、デミオの時は後ろ向き乗車の場合助手席を結構前に出さなければならず、運転席後ろは実質取付不可。3人乗車が限界。
 エブリイワゴンならそんなことはなく、4人乗車も可能だし、チャイルドシートを取り付けた状態でも左右どちらからでもなんとか乗車できる程の広さ。
 現在、運転席の後ろに付けているが、運転席側の外から乗せるのも、抱っこしたまま助手席から乗り込んで車内で乗せるのも自由自在。
 少し狭いが車内でおむつ替えもできてしまう。車内カーテンも取り付けたので授乳もできる。

 走行性能も結構低回転からターボが効いて、回転数を異常に上げなくとも流れに乗って走行できている。

 これだけのことが取り回し楽ちんな軽自動車でできるというから驚きだ。

片道300km帰省 with 0歳児

 連休を利用して、新潟~栃木帰省ツアーをやってみた。

 ここでも積載性が火を吹く。
 ベビーカー、田舎特有の大量のお土産、おむつ、着替え。「持っていくものを厳選して荷物を最小限」になんて考えないで必要そうなものをボンボン積み込んで出発。

 往復とも北陸道~関越道~北関東道経由で走行した。
 平坦な区間では100km/hで安定走行。追い越しで法定+αの速度域になるとワゴンRなどのトールワゴンに比べれば多少横風の影響を感じたが、そこまで不安になるシチュエーションはなかった。ショートホイールベースのサンバーに比べれば遥かに直進性が高い。
 流石に80,90km/hとなるにつれ加速は鈍るが軽自動車なので。
 そりゃ、もうちょっとグンと加速して欲しいところもあるけどそれは普通車を買えって話になってしまうので。
 パワーの話をもう少しすると上越国境の峠越え区間もシフトダウンすることなく法定速度+αで走行できた。下り線の渋川伊香保ICからの急な上り坂では100km/hは維持できない。
 全体的に法定+15km/hは苦しいイメージ。

 ちなみに100km/hでおよそ4000min-1でした。ロックアップが無いので多少前後しますが。
 騒音はスズキの軽自動車並み。会話ができないほどじゃないけど、オーディオの音量は上げなきゃ。

 燃費は12~13km/Lくらい。でも、上り坂とかで飛ばすと如実に燃費が悪化します。

 ドライバーとしては多少の不満はあるが軽自動車であることを加味すれば長距離移動も概ね問題なくこなすことができる。

ただ、後部座席の乗り心地がねぇ・・・

 後部座席の広さは申し分ないが、走り出すと突き上げやロールが激しい。バネが固いくせにショックアブソーバーが弱い感じ。正しいかは知らん。ヘタリもあるかも。
 ワゴンRもデミオも後ろに乗ると前に比べりゃ揺れるし乗り心地悪いなとは思ったけど、エブリイワゴンは想像以上に揺れて疲れた。

 多くの車はドライバー目線のレビューばかりで走行時の後部座席の乗り心地レビューが少ないのは仕方がないが、後部座席に乗ってみると案外ガッカリということも少なくない。気がする。
 まぁ、基本的によっぽどな高級セダンかミニバンでない限り後部座席はワンランク乗り心地が落ちるのかな。

全体的に良い車なんだけど

 やはり軽自動車という限られたリソースが積載性とそれなりの走行性能に振り分けられている都合上、燃費や乗り心地に不満点が出るのは仕方ないと思っている。なかなか家族4人で快適であれだけの荷物を積んでとはいかないかもしれない。
 長距離移動が増えてくるとミニバンが欲しくなってくる。

 適材適所。完全に万能な車なんて存在しない。本来苦手な分野ばかりあげつらうのは趣味がよろしくないので、得意分野で褒めてあげたい所存。

 

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